ランと子育て、ときどき仕事

「人生ネタづくり」をもっとうに、ランニングと子育てについて綴ります。ときどき(!?)仕事のネタもあるかもしれません。

初マラソンサブフォーへの挑戦(3)

(会場まで)

 

いよいよ当日。っといっても朝は4時前。

 

日帰りできると言っても、東京から河口湖へは2時間はかかる。

集合場所へは始発に飛び乗らないと間に合わない。

 

なので、妻を起こさないようにひっそりとベットから起き上がり、用意していたお持ちをそそくさと食べ、パパっと準備完了!

眠る妻に「行ってきます」とつぶやき、そのお腹の胎児に「今日は出てきちゃダメだよ」と強く!強く!念じつつ出発(笑)

 

途中でドライバーに拾ってもらい、河口湖へ!

道がこむでもなく、時間はまずまず。でも、天気が微妙で道中雨が降っていたり、、

 

不安だなぁ~

 

そうでなくとも、サブフォーに余裕があるわけじゃないのに。。

 

っと思っていたら、到着した頃には雨も止んでました。

ほっと一安心。

 

会場入りは1時間半前。私も含め、初マラソンメンバーは、早すぎたかな位の感覚でいました。

 

が、会場のなかでの移動、荷物の預け、トイレ(結構並んでました)とかしていたらあっという間に15分前くらいになってました。

 

フルマラソン大の会おそるべし!

 

当然、予定していたスタートブロックには入れず。(←後々尾を引く。。)

 

でも、最終ブロックで、職場の面々とも合流し、スタート前の時間にワイワイしてました。

スタート前に写真撮ってみたりと、スタート前の緊張もほぐれました。

 

(スタート!)

 

寒いには寒かったのですが、あっという間にスタートの合図が鳴り響きました!

 

ま、最終ブロックだったので、その実感もなく、ダラダラと前に進んでましたが。

 

さほど時間がかかることもなく、スタートラインに到着。

 

ランタスティックを起動させ、いざ42.195キロへ!!

 

が、スタート後、すぐに詰まりました。

ただ、いろんなブログで、最初は思うようなペースでは走れないっと書いてあったので、最初の2キロくらいは落ち着いてました。

 

多少焦りも有りましたが、、ジグザグ行くと、後半にしっぺ返しをくらうと、皆さん一様に行っていたので、なんとか我慢しつつ、バラけるのを待ちました。

 

待ちました、

 

待ちました。。。

 

バラけませんな。。(苦笑)

 

 

このレースしか出たことない私の分析ですが、富士山マラソンは、一番最初こそ、少し広い道路を走りますが、その後はあまり広くない道が続きます。

それに加えて、少し前の雪や、当日の雨による水たまりなど、走れるコースはかなり狭くなっていた気がします。

 

予定していたサブフォーのブロックなら、もう少し全体も早かったのでしょうが、最終ブロックから走り始めたので、如何せんペースに苦しみます。

 

ブロック分けの重要性を学習すると共に、予定していたブロックに入っていなかったことを後悔。。。

 

ってなわけで、ジグザグしました(笑)

 

 

ジグザグも決行な距離していて、橋をわたるくらいまで続いたから10キロ以上やっていたかな。

これまでの練習では、時に信号無視して走り抜けたりしてたくらいで、自分のペースで崩すことがなかったので、結構なストレスでした。

 

完全にバラけてきたのは15キロくらい。

ジグザグのかいもあって、この頃には平均ペースがキロ5分35位まで整ってきてました。(最初の2キロくらいは7分くらいかかっていたので)

疲労感はそこまでなく、むしろバラけてきたことでの開放感と、最終ブロックからスタートだったせいか、基本は後ろから抜いていく感じだったので、結構気分よく走れてました。

 

晴れ間も見え、視界にも富士山が入るなど、一番いい頃でした。。(終盤に富士山が目に入っても、あまりテンション上がらなかっただろうし、その意味でナイスなコースどり)

 

(噂の坂)

 

20キロを過ぎて、いよいよだなと思いながら補給なりなんなりを整えつつ、坂に直面。

 

マジか、、、

これって人力でトライするもんなの?車と動力必要では?

 

長いし、急だし、、、

 

一瞬戦意を喪失。。が、

 

ここを無事に超えられれば、サブフォーが見えてくる!!

 

っと気合を入れ直しました!

もしかしたら気合を入れすぎたのかもしれませんが、坂では次々と他のランナーを抜き去ってました。

この坂のために、練習もしてきたっという思いや、坂の途中の応援団の声援に後押しされ、最後まで登りきりました!!

 

平均ペースを確認すると、キロ5分37で踏みとどまってました。

 

世界陸上で言ったら

 

キターーー!!

 

 

って叫ぶ感じの気分です(笑)

勝手ながら、ここを乗り越えられるかをめやすにしていたので、無事にこなせた感に浸りました。 

 

途中ですが、レース後のランタスティックの情報では、坂の次の1キロが4分50でした。

坂でも、このくらい同じ位力使ってたんでしょうね~、完全なオーバーペース。。

(ちなみに坂は頑張って7分弱。)

 

(西湖へ)

 

坂を上りトンネルを抜けると、、そこは雪国・・・

 

ではなく、西湖でした(笑)

 

この西湖の全体が見えたとき、坂を登りきって楽観的な気持ちだったのが吹き飛びました。

 

 

デカくね!?
向こう岸はめちゃめちゃ遠いけど、ほんとにあっちまで走るの?
42キロ超えないかな?

 

ええ、超えません、当然。

 

とにかく進むしかない!!っと、その後は平均ペースばかりを気にしてました。

 

西湖で誤算だったのは、その大きさもさることながら、西湖を折り返して帰ってくるところに、そこまで大きくはないものの、坂が結構出てくる。

コースの標高差はどうしても、急勾配のところにばっか目が行っていたので、全くのノーマーク。

 

地味にきつい。。

誰が悪いわけではないけど、坂に出くわすと、「なんなんだよ!!」っときれてました。

 

(未知の30キロ超)

ちょいちょい披露も感じてましたが、30キロすぎてもまだペースは保ててました。

 

32、、、33、、、と過ぎ、何とかなりそうな気持ちと、いつドカンと来るとも限らないなと思いつつ、、まずは下り坂まで頑張りました。

 

下りは、上りとは違う辛さがあって、35キロ超走った足にこれでもかというくらいにダメージを加えていきましたが、なんとか走り抜きました。

 

この頃、平均ペースがキロ5分38。

 

ところが、下りが終わって、平坦な道に入り、ペースががくんと落ちました。

足はやっぱりそうとうきてる。。

 

正直、歩きたい。。

でも、まだサブフォー圏内、、、、、、

 

いつやるの(いつ頑張って走るの)??

 

今でしょ!!!!

 

あとは気合でした。

 

疲れていたからか、一番大きい表示にしていた平均ペースだけを頼りに、なんとか5分41にならないように、頑張りました。

 

こんなに長い2キロはないってくらい、ラストはきつく、

この時は2度とマラソンを走らないと決意しました。

だからこそ、今回でサブフォーやってしまおう!!

 

最後は、まだ5分40をキープしているっという思いだけで、なんとかゴール地点へ!!

 

字のごとく、一度も止まらず、歩くことなく、完走!!

そして、ランタスティックを確認すると平均ペースは5分41!

 

最後まで走ってよかった!

初マラソン初サブフォーやってやったぜ!

 

そんな思いで、ランタスティックを止めました。。

記録を携帯で確認すると、、、

 

 

ん?

4時間2分?

なんで??

平均ペースからして達成できてるはずなのに、、、

 

よくよく見ると、走った距離は、42.6キロ、、、

 

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なんて日だ!!っと一瞬思いつつ、理解しました。

全くノーマークでした。

 

後々聞くと、マラソンの公式距離は、そのルートを最短で進んだ時のもので、ランナーが42.195だけでゴールすることはまずないと。

 

言われてみりゃ納得だけど、悔しい。。

結構悔しい。。

 

初マラソンサブフォーは一回しか挑戦できないし、、、

 

 

っと、最初は思ってましたが、ちゃんと完走できた実感も後から来て、

なんだかんだで満足感も有りました。

 

振舞われている豚汁やらパンやらを食いあさりながら、

一緒に参加した仲間を待ちつつ、徐々に合流。

最後は雨も降り出しましたが、全員制限時間内に完走してました。

 

終わったあとの皆での振り返りは、疲れきった体でしたが、めちゃめちゃいい時間でした。

 

そんなこんなで、初マラソンサブフォーは未達成に終わりましたが、ここまでの道のりも含めていい経験でした。

 

(初マラソンサブフォーへの私が思う留意点)

 

最初に書けよって話を引っ張り続けてすみません。

いくつかポイントを。

 

①コース選択

 

本気で初マラソンサブフォー目指すなら、大会選択の際にどんなコースなのかもちゃんと考えたほうが良いです。

実力が十分な方は別として、ギリギリの戦いをされる方はコースによって分かれ道もあると思います。

富士山マラソン終わって、一緒に走った人やサブスリーランナーの先輩から、「別のコースだったら達成してたね~」との言葉を結構いただきました。

スポーツの世界に「タラレバ」はないのですが、大会選択も重要な要素だったなぁと思います。

 

②スタート位置

 

これもホント重要です。

過去の経験がハーフ一回、しかもその一回もスタート時間に遅刻(笑)の自分には経験が当然足りておらず、スタート位置の重要性がよくわかってませんでした。

しかもブロックにちゃんとはいろうとすると、だいぶ早くから入らないとなのですが、開始前に並んでりゃ十分。もっといえば、開始から5分くらいはスタート地点までいけないのだからちょっとくらい遅れてもっと思ってましたが、全くの的はずれでした。

今回は、コース幅や前後の悪天候による走りにくさも有りましたが、同じような走力の中で走ったほうが、断然走りやすいと思います。

 

③当日走る距離(!!)と走力の目安

 

 一般にキロ5分41がサブフォーの目安と言われてます。

練習では30キロ走でキロ5分30くらいでは走れてました。当日の調子がどうだったかはわかりませんが、平均ペースは5分41でした。

でも、事実サブフォーは全然達成出来てません。

今回、自分はトイレも寄らなかったので、その他のロスはほとんどありませんでしたが、練習でキロ5分30を切れるくらいで、30キロなりいけないと、結構厳しい気がします。

(私が走った42.6キロ4時間に単純に収めようとすると、キロ5分38はマストです。30キロで5分30切れないと、さらなる12キロ超は苦しいかなと)

 

他にもいろいろあるのでしょうが、事前にほかの人の話を聞いていて、頭に入ってなかったのが上記の3点でした。

 

初かどうかは別として、これからサブフォーにチャレンジする方はよければ参考にしていただければ幸いです。

 

 

ちなみに、最後走っている時は、二度と走らないと勝手に誓いましたが、

どこかのマラソンでサブフォーを、そしていつかは富士山マラソンでリベンジのサブフォーをやりたいと思ってます。

たぶん、死んでも死にきれません(笑)

 

 

三回に分かれての長文失礼しました~

 

また、お読みいただきありがとうございました。